全景

細霧冷房　ノズル試行錯誤

オアシス21には、人工地盤の地上広場と水盤ガラス屋根のついた地下広場があり、地下広場周囲にはバスターミナル・店舗が配置されている（名古屋市）。水盤ガラス屋根は、水深10cm程度の池をもつガラス屋根で、池の周囲を歩くこともできる。この屋根は、都市に対してヒートアイランド抑制効果を発揮すると同時に、地下広場に対しては自然光を透過し、さらに水の揺らぎを光の揺らぎに変換する演出装置としても働く。地下広場は、夏にミストによる涼房（細霧冷房）が行われている。

地下広場の細霧冷房

（測定）
地下広場の上下、水平温湿度分布、風向風速分布、照度分布の測定により、地下広場の熱・光環境、細霧冷房効果、ガラス屋根採光性能、自然通風特性を調べた。シャボン玉による自然通風の可視化、都市環境への効果を知るための、水盤や芝地からの顕熱・潜熱フラックス測定、利用者へのアンケート調査や利用者の動線調査も行った。

地下広場
中央では3次元超音波風向風速計で風向、風速を測定。また、熱電対をキャットウォークからつるして、断面温度分布、上下温度分布を測定。

細霧冷房手動測定
おんどとりを手に持ち、移動しながら測定。

光のゆらぎ測定
水盤を透過する光のゆらぎを、照度計とビデオカメラで記録。

水盤の顕熱・潜熱フラックス測定

水盤でのアンケート調査

水盤上の気温・水温測定
水面に浮遊させたおんどとり（通称：あひる）

水盤に「あひる」設置

テレビ塔から熱画像撮影

シャボン玉による気流可視化

実測本部　実測本部で解析中