建築総合エネルギーシミュレーションツールBEST

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 BESTは、建築と設備システムの相互影響を考慮する連成計算により、エネルギー消費量と室内環境をシミュレーションできるツールです。国交省、大学、民間企業が連携するプロジェクトとして、開発が始まり、現在、専門版と省エネルギー計画書作成支援ツール版が公開されています。
 郡は、建築熱計算法、建築・設備システムとの連成計算法を提案し、建築エンジンの開発を担当しました。また、郡研究室では、BESTを利用した数値解析を数多く行い論文発表しています。ツールの検証や有用性確認も行ってきました。

【専門版】
設計用最大熱負荷計算、年間熱負荷計算から、設備システムの年間エネルギー消費量計算まで、同一ツールで一貫処理できます。詳細なエネルギー解析や環境評価が可能です。
利用するには、BESTコンソーシアムに入会する必要があります。
http://www.ibec.or.jp/best/index.html
   

【省エネルギー計画書作成支援ツール版】
エンジンは専門版と同一で、ユーザーインターフェースのみを省エネルギー計画書作成用に変えたツールです。行政への届け出に利用できます。
国交省から無償公開されています。
http://www.jsbc.or.jp/best_download/index.html
   

【関連する主な研究論文】
(計算法に関する論文)
・郡公子、石野久彌、長井達夫、村上周三:建築総合エネルギーシミュレーションツールBESTのための建築シミュレーション法に関する研究、空気調和・衛生工学会論文集、No.162、pp.9-15、2010.9

・郡公子、石野久彌、長井達夫、村上周三:建築総合エネルギーシミュレーションツールBESTにおける設計用最大熱負荷計算法に関する研究、空気調和・衛生工学会論文集、No.164、pp. 19-26、2010.11

・郡公子、石野久彌、長井達夫、村上周三:建築・設備の連成シミュレーション、日本建築学会環境工学委員会第39回熱シンポジウム、pp.63-70、2009.10

・郡公子:The BEST Program 建物側のシミュレーション法、空気調和・衛生工学、Vol.82、No.11、pp.31-36、2008.11

(数値解析論文)
・郡公子、石野久彌、清水達也:躯体蓄熱空調の運転特性の基本的解析、IBPSA-Japan論文集/2010、pp.25-32、2010.12

・郡公子、石野久彌、神山隼人:PMV制御を行うオフィスの室内熱環境の特性解析、IBPSA-Japan論文集/2010、pp.9-16、2010.12

(JABMEE建築技術優秀賞受賞)村上周三、石野久彌、郡公子他:BESTによるシミュレーション最前線(その1)、pp.22-31、建築設備士、2009.9