拡張アメダス設計用気象データ

amedasu

 従来のTAC気象データは、気象学的にあり得ない特徴を含み、過大負荷算定に繋がりやすいと指摘されてきました。拡張アメダス設計用気象データは、この欠点を克服し、TACとは全く異なる考え方にもとづいて作成された、国内842地点の設計用気象データです。現実的な気象であり、ケースに左右されず安定した安全度の最大熱負荷算定が可能です。1981~2000年の拡張アメダス気象データをソースとして開発しました。

  
【出版公開】
出版物の付録DVDにデータが収録されています。
日本建築学会:拡張アメダス気象データ、1981-2000、気象データシステム
  
【ソフトに内蔵されて公開 】
シミュレーションツールに内蔵されているので、842地点のデータをすぐに自由に利用できます
・建築総合エネルギーシミュレーションツールBEST、http://www.ibec.or.jp/best/index.html
・設計容量算定用熱負荷シミュレーションツールMICRO-PEAK/2010、http://www.jabmee.or.jp/seihin/soft/index.php
  
【関連する主な研究論文】
・郡公子、石野久彌:冷房設計用h-t基準、Jc-t基準、Js-t基準気象データの提案、日本建築学会環境系論文集、No.599、pp.89-94、2006.1

・郡公子、石野久彌:暖房設計用t-x基準、t-Jh基準気象データの提案、日本建築学会環境系論文集、No.596、pp.83-88、2005.10

・K. Kohri and H. Ishino:Examination on Expanded AMeDAS Design Weather Data for HVAC Systems Journal of Asian Architecture and Building Engineering、Vol4、No.2、pp.541-548、2005.11